居酒屋の居酒屋の客単価を上げる方法10選!今日から使える個人店の売上アップ術

居酒屋の客単価が上がらない本当の理由

売上が伸び悩んでいる。

もっと集客しなければと、広告費を増やそうか、SNSをやろうか・・・。

でもその前に、今来てくれているお客さんにもっと満足して帰ってもらうことを考えた方が、費用対効果はずっと高いです。

はな
はな

客単価って、要するに「一人あたりいくら使ってくれたか」ってことだよね?それを上げるって、値上げするしかないんじゃないの?

たかし
たかし

それが違うんだよ。値上げは最後の手段。声かけ一つ、メニューの並べ方一つで、客単価は確実に変わるんだ。

客単価を500円上げるだけで、月100人来客なら月5万円・年間60万円の増収になります。

広告費ゼロ、今日からできることで、これが実現になります。

この記事では、19歳から飲食業に入り、居酒屋を独立開業して18年目の現役店主が、実際に使ってきた「すぐできる客単価アップの方法」を10個まとめます。

この記事を読んでわかること

・居酒屋・飲食店で客単価を上げる具体的な方法10選。
・値上げなしで今日からできる売上アップの仕組み。
・個人店・ワンオペでも使えるメニュー設計と声かけの実践例。
・客単価アップが「経営を守る」理由とデータ根拠。

客単価の計算方法と、今すぐ上げるべき理由

客単価アップの話をする前に、まず計算式と「なぜ今やるべきか」の背景を押さえておこう。

客単価の計算式 飲食店の基本公式

客単価 = 売上 ÷ 来客数

例:1日の売上60,000円 ÷ 来客20人 = 客単価3,000円

これを3,500円にできれば、同じ来客数で1日10,000円、月20日営業なら20万円の増収になります。

客数を増やさなくても売上は上がる。

それが客単価を上げるということの、本当の意味です。

仕入れコスト上昇で「客単価アップ」は経営防衛になっている

2024年、外食産業全体の客単価は前年比103.9%に上昇

理由はシンプルで、仕入れコストが上がっているからです。

2025年の調査では、飲食店の94.6%が仕入れ価格の上昇を実感していると回答している。

原価が上がって、値段を変えなければ、利益は確実に削られていく。

客単価を上げることは「儲けを増やす話」ではなく、「経営を守る話」でもあります。

はな
はな

94.6%って、ほぼ全部の飲食店が仕入れコスト上がってるんだね。それでも値段そのままにしてたら、確かに苦しくなるよね。

たかし
たかし

だから「客単価を上げる」って話は、強欲な話じゃない。守りの経営だよ。黙ってても原価は上がり続けるんだから、売り方を変えないと店が続かないんだ。

居酒屋の客単価を上げる方法【声かけ・接客編】

客単価アップで最もコストがかからない、かつ即効性が高いのが「接客での声かけ」

今日から変えられる3つの方法を解説します。

席についたら「今日のおすすめ」を必ず1品伝える

オーダーを取りに行ったとき、ただ「ご注文はお決まりですか?」と聞くだけではもったいない。

「今日は〇〇が入っています、旬なので今週だけですよ」と一言添えるだけで、注文率が変わります。

席についた瞬間の一言が、その日の注文内容を決めることが多い。

チェーン店にはできない、オーナーが直接話せる個人店・居酒屋の強みをここで使います。

ドリンクの「おかわり声かけ」はグラス残り一口のタイミングで

グラスが残り一口になったタイミング「もう一杯いかがですか?」と声をかける。

グラスが空になってから聞くと、お客さんは「もう帰ろうかな」という気持ちになりやすい。

残り一口のタイミングで聞けば、「じゃあもう一杯」と流れで頼みやすくなります。

ドリンクの回転が上がれば客単価は自然に上がり、これは今日から無料でできます。

「シメ」の提案を帰り際に必ず一言入れる

居酒屋の客単価アップで、「シメ」の注文があるかどうかは大きいです。

「シメはどうしますか?うちは〇〇がおすすめです」と帰り際に一言入れるだけで、1品500〜800円が加算できます。

デザートでも、お茶漬けでも、ラーメンでも「その店ならでは」のシメを作って提案することがポイント。

はな
はな

おかわりの声かけって、タイミングが大事なんだね。空になってから聞いてたかも……

たかし
たかし

空になってからじゃ遅いんだよ。「もうお腹いっぱい、帰ろう」スイッチが入るから、残り一口で声をかければ、まだ「飲む気分」のままだから自然に頼んでくれるんだ。

客単価が上がるメニュー設計 個人店でできる3つの仕組み

声かけと並んで効果が高いのが「メニューの設計」。

お客さんが自然に高い方を選んでくれる仕組みを作ります。

「松竹梅」の3段階価格で客単価の底上げを狙う

人は選択肢が3つあると、真ん中を選びやすい。

これは「松竹梅の法則」として行動経済学でも実証されていて、たとえば刺身の盛り合わせなら。

ランク内容価格
1〜2種・少量580円
竹(真ん中)3〜4種・標準980円
5〜6種・豪華1,480円

「竹」を注文してもらえれば、以前800円の1種類だったより単価は上がります。

高いものを売ろうとせず、「選んでもらえる設計」にすること。

一品料理に「ちょい足しトッピング」を+100〜200円で用意する

唐揚げに「もみじおろし追加+100円」、卵かけご飯に「特製だし醤油・とびっこ・温泉卵 各+150円」こういった追加トッピングを用意します。

原価は数十円でも価値を感じてもらえれば喜んで払ってくれて、「ちょい足し」の発想が、メニュー全体の客単価底上げにつながります。

「おまかせコース」を1本作って客単価を安定させる

「今日は何にしようかな」と迷うお客さんに、「おまかせコース3,500円(税込)」という選択肢を提供します。

コースは客単価が安定する・食材ロスが減る・仕込みが楽になるという三重のメリット。

「どんな料理が出るかな」という期待感は体験としての価値になり、満足度が高ければリピートにもつながりやすいです。

居酒屋ならではの客単価アップ術 お酒・限定・サービスの使い方

居酒屋はドリンクが売上の柱。

お酒の売り方と「限定」「サービス」の演出を使えば、客単価はさらに上げられます。

飲み放題に「プレミアムプラン」を用意して地酒ファンを取り込む

飲み放題を提供している居酒屋なら、2段階設定が有効。

プラン内容価格
スタンダード生ビール・チューハイ・焼酎2,500円
プレミアム上記+地酒3種・ワイン・クラフトビール3,500円

日本酒・地酒が好きな人は1,000円の差なら払います。

そして実際には、プレミアムを頼んでも全種類は飲み切れないことが多いく、原価は思ったほど上がらないんです。

「数量限定」の言葉で今すぐ注文を引き出す

「今日は仕入れが〇個だけなので、なくなったら終わりです」と一言添える。

限定という言葉には人を動かす力があって、「あとで頼もう」ではなく「今頼まないと」という気持ちにさせます。

旬の食材や安く入った食材を「本日限定」として出すことで、自然なアピールにできます。

「お通し」を季節で変えて、最初の一品で感動させる

居酒屋のお通しは「なんとなく出てくるもの」と思われがちですが、使い方次第では最高の宣伝になります。

仕入れでいい食材が入った日にお通しを少し豪華にすると、「今日のお通し、美味しいですね」という会話が生まれる。

お通しで感動してもらえた日は、その後の注文が多くなる傾向があります。

これは数字で証明するのが難しいけど、18年やってきた確かな感覚です。

余った食材・開栓した酒を「サービス」として出す関係資産の作り方

数字だけ見ると絶対にやらない方法だが、実際には最も効果が高い方法の一つだと思います。

開栓した日本酒の残り、仕入れで安く入ったが使い切れなかった食材、これを「あまり」として処理するか、「今日のサービス」として出すかで、その後が大きく変わります。

サービスで出した一杯が「この店、好きだな」という感覚につながり、それがリピートや口コミに育っていくんです。

原価率という数字で管理しすぎると、「関係資産を作る投資」ができなくなる。個人店・居酒屋の強みは、大手にはできない「人と人のつながり」を経営に使えること。

はな
はな

サービスで出すって、原価率的には損じゃないの?って思ってたけど、リピートにつながるなら全然違う話だね。

たかし
たかし

廃棄するくらいなら出した方が絶対にいい。「あそこ、気前がいいよ」って口コミが一番強い宣伝になるんだよ。

まとめ 居酒屋の客単価アップは「お客さんへの提案力」を磨くこと

客単価を上げるというと、「値上げ」のイメージを持つ人もいます。

でもここで紹介した10の方法のほとんどは、値上げではないです。

「もっと満足してもらうための提案をする」ことが、客単価アップの本質。

客単価を上げる方法10選|まとめ

【接客・声かけ】
:席についたら「今日のおすすめ」を1品伝える。
:おかわり声かけは「残り一口のタイミング」で。
:帰り際に「シメ」を必ず提案する。

【メニュー設計】
:松竹梅の3段階価格で真ん中を選ばせる。
:ちょい足しトッピングで+100〜200円を積み上げる。
:おまかせコースで客単価を安定させる。

【居酒屋・お酒特有の施策】
:飲み放題にプレミアムプランを追加する。
:「数量限定」で今すぐ注文を引き出す。
:お通しを季節で変えて最初の一品で感動させる。
:余った食材・酒をサービスで出して関係資産を作る。

方法コスト即効性個人店向き度
おすすめ声かけゼロ★★★
おかわり声かけタイミングゼロ★★★
シメの提案ゼロ★★★
松竹梅の価格設計★★★
ちょい足しトッピング★★★
おまかせコース★★☆
プレミアム飲み放題★★☆
数量限定の演出ゼロ★★★
お通しの季節変え★★★
サービス提供で関係資産低〜高★★★

声かけ、メニュー設計、タイミングこれらは全部、お客さんにとっての体験を良くするための工夫です。

お客さんが「1,000円多く払った気がするけど、なんか満足した」と感じてくれれば、それが理想の価値。

はな
はな

結局、「お客さんにもっと楽しんでもらう」を突き詰めたら、自然に客単価も上がるってことなんだね。

たかし
たかし

そういうことだよ。それができたとき、店は本当の意味で強くなるよ。

今日も同じ飲食の世界でがんばっていきましょう!

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